このところの学校の講義では、これまでやっていたことの復習をずっとしている。たくさんの基本的事項の確認は、バラバラだった知識をつなげていく。おかげで糖代謝、尿素回路にアミノ基転移反応、脂質の合成や代謝、核酸合成経路まで、単なる暗記でニガテだなと思っていた生化学のアレコレが、もうほとんど完全に覚えられた。それに、もうちょっとで、これらに関する疾患やクスリも整理できそう。覚え方のコツは、どこに「無理な反応」があるかを知ることだったりする。化学反応の基本は「より安定な状態を目指す」ことにある。化学反応自体が簡単で、できあがるもののエネルギーが低いなら、反応は自発的にバランスをとって簡単に起こる。でも、もともとの物質が安定で、反応すること自体に多くのエネルギーを必要とする場合、できあがるもののエネルギーがオリジナルより低かったとしても、その反応は進みにくい。そんなときには、熱や酵素など、反応を進めるための工夫が必要。つまり、カラダの中での「無理な反応」がどれかを知れば、その反応をさせるために必要なものがわかる。この工夫の仕方を間違えてしまったら、思ったのとは全然別のものができあがったりもする。
私たちの場合、お互いに一人でいた時間が長過ぎて、そもそも、もうそれで安定な状態になっている。だから、何か変化するには特別なエネルギーが必要なんだと思う。おまけに遠い。やっぱり「スープの冷えない距離」とかって、大事なんだろうな。ただ会うってだけで、気合いが必要だもん。なんとなく、遷移状態に突入する前に、反応エネルギーの曲線がもとの基底状態にかえっていくっぽい。そんなニオイがほのかに漂っている気がしてやりきれない。
恋愛を有機合成の話に例えるのはちょっと無理があるのかな。でも、授業を聞きながら、ぼんやりとそのことを考えていた。なんでかな、なんて、たくさん思っても考えても、何かを反省してみたりしても、わからないものはわからないのに。どこかに理由を見つけたくて、どんな話も関係あるみたいで。最低でも毎週末にはいつも電話をしていたのに、いきなり電話がないと哀しくて。何か希望の持てることを頭の中で必死で探したりしたら、前のうまくいかなかったやつが思い出されたりして、余計に哀しくなってしまった。もう、哀しいイメージしか浮かばない。
加えたエネルギーが不十分だったのかな、それか、エネルギーの加え方を間違えてしまったのかも。「ま、しゃーないわ」で笑って済ませられるように心の準備をしとかなきゃ。
ねえ ミルク またふられたわ今さら、わざわざ言うことでもないけど、
ちょっと 飛ばさないでよ この服高いんだから
うまくは いかないわね
今度はと 思ったんだけどな
あんたときたら ミルクなんて飲んでてさ
あたし随分 笑ったわね
いつのまにバーボンなんて
飲むように なったのよ
-----"ミルク32" text by 中島みゆき
中島みゆきって、やっぱ天才やな。
満島ひかりもいい。
追記
After a while after writing this,
he gave me small chat, peacefully.
I was relieved from the bottom of my heart.
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